【掲載日】2018/06/28   【最終更新日】2023/06/21

高血糖とは?血糖値が高いときの原因・症状・治療について解説

木村 眞樹子医師

監修者

循環器内科・内科・睡眠科医

木村眞樹子医師

高血糖とは?血糖値が高いときの症状や原因、改善方法を解説

糖尿病は、血糖値が高い状態が続くことで、さまざまな合併症を引き起こす病気です。糖尿病を予防すると同時に、悪化を防ぐためにも、慢性的に高血糖を引き起こしてしまうような原因やその初期症状を理解しておく必要があります。日々の生活習慣だけでなく、血糖値の安定に関わるホルモンの働きによっても左右されるため、知らないうちに高血糖を招くような事態を招いているかもしれません。自分自身の健康管理に役立てるためにも、高血糖の原因や症状について、知識を深めましょう。

高血糖とは?

そもそも血糖値とは?

そもそも血糖値とは?

血糖値とは、血中に含まれるブドウ糖の量を測ったもので、糖尿病と診断される基準項目として使われ、数値が高いほど合併症のリスクが上がるとされています。血液中のブドウ糖の量を調整するインスリンというホルモンの分泌が不⾜したり働きが悪くなったりすることで、血液中に糖が増加した状態(高血糖状態)が続くと、糖尿病をはじめとするさまざまな病気の発生に関わるものです。

本来、血糖値は、食事や生活習慣によって、常に上下しているものの、ホメオタシス(生体恒常性)の働きで、ある程度一定の状態を保つように体内での調整が行われています。健康であれば、極端に上がりすぎることもなく、時間の経過とともに血糖値は落ち着くものです。しかし、糖尿病と診断される人や予備軍の人は、一時的であっても、正常な値を超えた高血糖になってしまったり、高血糖の状態が続いたりします。そのうちに、血糖値が安定しづらくなってしまうのが糖尿病です。では、実際に糖尿病と診断される「高血糖」とは、どのようなレベルを指すのでしょうか。

糖尿病の判定基準と血糖値の正常値

糖尿病と診断される判定基準は3つあり、血糖値とHbA1c(ヘモグロビンA1c)から診断します。というのも、HbA1cは概ね1カ月の血糖値の推移がわかる値ですが、血糖値は食事の影響を受けるため、測定したタイミングにより判断の仕方が異なるからです。
HbA1cが6.5%以上で、かつ血糖値が診断基準を満たす場合、または2回の血糖値の検査でいずれも基準を超えていた場合に糖尿病と診断されます。
まず1つ目が、早朝の空腹時検査の場合。朝食を食べずに採血し、血糖値を測定する方法で、早朝空腹時血糖検査と呼ばれています。このときの血糖値が126mg/dL以上の場合、糖尿病の基準となります。
2つ目は、随時血糖検査です。空腹時に限らず、いつ食事を取ったかわからない状態で血糖値を測定し、200mg/dL以上が診断基準となります。
そして3つ目が、75g経口糖負荷試験(OGTT)といわれる空腹時とブドウ糖を飲んだ後の血糖値を測定する方法です。75gのブドウ糖を飲み、その後3回に分けて測定を行います。空腹時の血糖値が126mg/dL以上、もしくは、ブドウ糖を飲んだ後、2時間後の血糖値が200mg/dLを超えた場合、糖尿病と診断されます。この検査は、意図的に血糖値を上げる方法になるため、自覚症状からすでに高血糖状態が推測される場合には、使われません。

上述したような高血糖の数値ではないからといって、必ずしも正常とは限らないため、安心は禁物です。糖尿病を診断する際には、3つのタイプに分けられており、慢性的な高血糖が続く「糖尿病型」と、正常な状態を維持できている「正常型」、そして、その中間に位置する「境界型」があります。
正常型とされる血糖値は、空腹時が110mg/dL以下であり、かつブドウ糖を飲んで2時間後の値が140mg/dL以下の範囲。空腹時の血糖値が、110mg/dLを超えているのであれば、境界型となり、いわゆる糖尿病予備軍です。将来的に糖尿病と診断されるリスクが高いため、早めの悪化予防に取り組む必要があるでしょう。

糖尿病の判定基準と血糖値の正常値

血糖値の平均値がわかるHbA1c

糖尿病の診断基準に使われている、「HbA1c(エイチビーエーワンシー、ヘモグロビンエーワンシー)」が気になる人も多いのではないでしょうか。

食事の影響などを受けて上下してしまう血糖値と比べて、HbA1cは過去1~2カ月程度の血糖値平均を反映しています。もし検査の前に暴飲暴食をしてしまい、いつも以上に血糖値が上がっていたとしても、HbA1cの値が低ければ、慢性的な高血糖ではないことがわかります。逆に、食事を控えて、いつもより低い血糖値が測定された場合でも、HbA1cの値が高ければ、糖尿病のリスクが考えられるケースもあります。

ただし、HbA1cの数値のみで糖尿病と診断されることはなく、基本的な判断材料となるのは、やはり血糖値です。上述した血糖値に加えて、HbA1C(NGSP)が6.5%以上であれば、糖尿病と確定されます。普段の血糖値が正常範囲にあるとされる場合のHbA1cは、4.6%~6.2%が目安です。

あてはまる場合は注意!高血糖の症状

高血糖を放置してしまうと、いずれは糖尿病が悪化し、さらに神経障害などのおそろしい合併症のリスクを高めてしまいます。また、高血糖自体はほとんど症状がありません。そのため、自覚症状で発見されにくく、見過ごされやすいのです。しかし、著明な高血糖になれば、症状が出現することもあります。つまり、このような症状を自覚したときには、すでにかなり重症な糖尿病になっているということです。糖尿病は生活習慣病の1つであり、普段の生活を見直すことで、早期改善や悪化防止が可能です。とはいえ、自身が高血糖になっているかどうかに気付けなければ、早期発見もできません。以下のような症状が思い当たる人は、病院での診察を受けてみましょう。

異常に喉が乾く

高血糖で、糖の量が増え濃くなった血液に対して、身体は多くの水分を使って薄めようとします。体内にある水分だけでは足りず、喉が渇いたというサインを発して、外から取り込もうとするのです。単純な喉の渇きとは異なり、血糖値が安定するまで水分を求めてしまうため、お腹は水で膨れているのに、まだ飲みたくなるという異常な感覚があります。

おしっこの回数、量が増える

おしっこの回数や量が増えるのも、高血糖症状の1つです。糖尿病は、読んで字のごとく、尿を通じて糖が出てくる病気です。糖を外に排出しようとして尿の回数が増えてしまいます。水分を取る回数が増えるのも影響して、尿量も多くなるでしょう。

おしっこが泡立つ

おしっこをしたときに、なかなか消えない泡が出ることも、高血糖のサイン。勢いだけで泡立つ場合にはすぐに泡は消えてしまいますが、血糖値が高い人の尿は糖による粘り気が多く、泡が残ってしまいます。腎臓の不調や、一時的な疲労やストレスによっても、タンパク尿となって同じように泡が残ることがあります。気になる場合には、早めの受診で原因を突き止めましょう。

疲れやすい&体重の減少

高血糖の人に多いのが、疲れやすいという症状です。糖はエネルギー源として使われるものですが、インスリン抵抗性などの影響で、うまくエネルギーに変えることができず、疲労感が募ります。また、糖尿病は、肥満による影響も大きいものの、悪化とともに体重の減少が起こりやすくなるのも特徴です。どんなに食事をしても、エネルギーに変えることができなければ、食べたものはすぐに消費され、太ることすらできなくなってしまいます。ダイエットをしていないのに、急激に体重が減ってしまったり、以前は太っていたのに徐々に痩せてきてしまったりという人は、注意が必要です。

足のケガが治りにくい

高血糖が続くと血管に負担がかかることから、血流が悪くなったり、末端神経の不調が起こったりします。血液の濃度が高く、血液の循環が悪くなることで、再生に必要な材料が届かず、ケガが治りにくくなるのも、高血糖が影響している可能性があります。糖尿病では動脈硬化も強くなるため血管が細くなりさらに血流が悪くなります。とくに、心臓から遠い位置にある足のケガがなかなか治らないという人は、一度血糖値を測定してみましょう。

高血糖の原因

高血糖の原因

一時的に高血糖になったからといって、必ずしも糖尿病と診断されるわけではありません。しかし、高血糖の状態が続けば、糖尿病と診断されるだけでなく、血管系のトラブルが起こるリスクが上がり、さまざまな症状に悩まされることになります。高血糖を予防するためにも、高血糖を引き起こす原因を知り、対策を取ることが大切です。高血糖になってしまう仕組みや原因として、以下のような大きく2つの要因が挙げられます。

糖質の過剰摂取

上述したとおり、血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖の量を測定したものであり、食事によって上下しています。そのため、食事による影響は計り知れません。

食材のなかでも、急激な血糖値上昇を招いてしまうのが、体内でブドウ糖に変わる糖質です。糖質は炭水化物に含まれるもので、ご飯や麺類、イモ類、砂糖を含む甘いものなどがあります。一方で、たんぱく質や脂質などの栄養素は、糖質と異なり、血糖値の急上昇を起こすことはなく、ゆるやかなカーブを描く程度です。人が必要とする三大栄養素(たんぱく質、脂質、糖質(炭水化物)のうち、血糖値を上げるのは、糖質のみ。つまりは、糖質の摂りすぎによって高血糖を招く結果となっています。

丼物や麺類など、日本人にありがちな主食メインの食事に偏っていたり、砂糖を使った甘い味付けを好んだりする人は、食事のたびに血糖値が跳ね上がり、身体に負担をかけてしまいます。さらに、途中でお菓子などの甘い間食を取ってしまえば、上がった血糖値を下げるタイミングがないまま一日を過ごすことになるでしょう。

インスリン作用不足

本来、人の身体は血糖値を安定させる作用が働いているため、食事などの影響で一時的に高血糖になったとしても、血糖値を下げるホルモンを分泌し、調整しようとします。このホルモンが、「インスリン」です。
体内で働くホルモンはたくさんありますが、血糖値を下げることができるのはインスリンしかありません。血糖値を上げるホルモンは数種類あるものの、下げる作用を持つのはたった1つだけです。そのため、インスリンが効かなくなってしまうと、血糖値を下げることができず、高血糖の状態が続いてしまいます。

インスリンが効かなくなる理由にもいくつかあり、そのひとつが、インスリンそのものの分泌量が少なくなるケースです。インスリンは、すい臓のランゲルハンス島という組織にあるβ細胞でつくられており、血糖値の上昇を感じると、すばやく分泌されます。しかし、先にも記述したとおり、糖質の多い食事を続けていると、常に血中の糖を処理しなければいけない状態にすい臓が疲れてしまい、処理能力が低下します。いわば過労の状態が起こり、インスリンの分泌量が減ってしまうというわけです。

また、インスリンは出ているのに、細胞や内臓の反応が悪くなる「インスリン抵抗性」になっているケースもあります。インスリンは血糖値を下げるだけでなく、筋肉や一部の内臓にブドウ糖を届ける際に、通行手形を発行するような役割も担っています。しかし、肥満や運動不足などの影響で、インスリンを邪魔する物質が発生することがあります。すると、糖を運んでも、手形を受け入れてもらえず、血中に糖が残る状態が続いてしまいます。これが、「インスリン抵抗性」です。糖を処理したくても、運び先に拒否されれば、血糖値は上がったまま、下げることができなくなってしまい、高血糖状態が続いてしまうというわけです。

高血糖になる生活習慣

高血糖になる生活習慣

本来、健康な人であれば、空腹時でも血糖値が上がりすぎることもなく、食後の急激な変化もありません。しかし、高血糖となる原因を作るような生活を続けてしまえば、体内の処理能力が低下し、インスリン抵抗性になる可能性もあります。高血糖になりやすい習慣として、以下のようなことをしていませんか?

甘い物を食べる

糖質の過剰摂取は、高血糖を起こす大きな原因の1つです。普段から甘いものが大好きな人は、特に要注意。朝ごはんにジャムを塗ったパンを食べ、昼はうどん、夜は砂糖たっぷりの肉じゃが、大盛りの白ご飯、食後のデザート……そんな食生活では、高血糖のリスクが増大します。
甘いものといっても、ケーキのようなものばかりではありません。せんべいのような塩気の強いものでも、その原材料は小麦や米であり、血糖値を上げる糖質です。また、健康志向のつもりでも、糖度の高いフルーツ類を食べすぎてしまえば、高血糖を招きます。

高ストレス

ストレスが多い生活を送っている人も、高血糖を起こす可能性が高いもの。私たちの身体は、ストレスが多い時こそ、エネルギーを欲しており、糖の必要量が上がります。ストレスによって甘いものを食べたくなるのは、そういう理由です。もし、甘いものを食べなかったとしても、身体のなかでは筋肉を壊してでも糖を作り、ストレスに対処するためのエネルギーを確保しようとします。普段は甘いものを食べていなくても、ストレスがあるだけで、血糖値が高くなってしまうのです。

食事の時間が不規則

もう1つ注意したいのが、食事のタイミングです。食事の間隔が短かったり、逆に長かったりすると、血糖値を安定させることが難しく、身体に負担をかけてしまいます。たとえば、間食を含めて、日に何度も食事をすると、血糖値を下げるタイミングがなく、高血糖が続いてしまいます。逆に、空腹の時間が長く続いてしまうと、血糖値が下がりすぎないように体内で糖を作りだし、そのうえ食事による血糖値の上昇が重なるというパターンもあります。さらに、食事の時間が不規則になると、早食いやドカ食いにもなりがちです。暴飲暴食で、急激な血糖値上昇を招くリスクが高まることでしょう。

運動不足

現代社会ではデスクワーカーが増加傾向にあり、交通網や移動手段も発達したことにより歩行する機会も減り、日夜仕事に追われるためにプライベートな時間も確保できず、一日を通して「運動」に時間を割くことがままならない人々が増えております。
運動不足により飲食で得た糖がエネルギーとして使われず、体内に蓄積されることで血液中に停滞し、必要以上に糖の濃度(血糖値)が高まった状態、「高血糖」になっている可能性があります。

多忙な日常の中で、ほどよく体を動かすように以下のような行動を取り入れてみましょう。

  • 早起きした朝は、いつもよりも1駅先まで、早く帰れた日は1駅手前から歩いてみましょう!
  • いつもより遠くのお店でランチをすれば、帰りは食後の運動になります!
  • エスカレーターやエレベーターを使わず、階段で上り下りをしてみましょう!
  • 予定のない日はゆっくり家の掃除や模様替え、億劫な家事に勤しんでみましょう!
  • アプリや機器でかんたんに歩数も測定できるようになりました。めざせ一日1万歩!

高血糖による病気のリスク

動脈硬化による心筋梗塞・脳梗塞

高血糖が引き起こすトラブルは、糖尿病だけではありません。
大きな血管が痛むことで血管内が傷ついたり血流が詰まりやすくなります。
この状態を動脈硬化と呼び、悪化することで心筋梗塞、脳梗塞といった症状のリスクが高まります。

糖尿病悪化による網膜症・腎不全・神経障害

糖尿病の悪化とともに、小さな血管での動脈硬化が進行することで、糖尿病の三大合併症と呼ばれる症状のリスクが高まります。

① 糖尿病網膜症
高血糖が続くことにより網膜の毛細血管に障害が起こります。末期になるまで視力障害などの自覚症状に乏しく進行していく過程で眼底出血を起こし、突然失明してしまう原因になります。

② 糖尿病腎症
上昇した血糖値が腎臓の機能を低下させ、身体に必要なたんぱく質などもろ過してしまい、尿にタンパクが出るようになります。病状が進行すると、老廃物をろ過する毛細血管の束(糸球体)がつぶれてろ過が行なわれなくなり、身体に老廃物や水分が蓄積されます。さらに悪化することで腎不全に至り、人工透析が必要になってしまいます。

③ 糖尿病神経障害
高血糖による神経細胞の変化や、動脈硬化からくる神経細胞への血流不足(栄養不足)が原因となり、末梢神経障害では足先の痺れ、冷感、筋肉のつり、足の感覚低下、足の潰瘍から足壊疽(切断になる可能性あり)を起こします。
自律神経障害では立ちくらみ、排尿障害(頻尿、失禁、尿のきれの異常)、排便障害(下痢、便秘、胃のもたれ)、勃起障害、発汗異常などが見られるようになります。

歯周病・皮膚炎など様々な病気にかかりやすくなる

高血糖が引き起こす血流障害や神経障害により、歯周病や皮膚炎、免疫力低下による感染症の罹患など、様々な病気にかかりやすくなります。

高血糖を改善するには?

血糖値を下げる食事

日々の食事において、血糖値を抑えるような食事を心がけてみましょう。

丼物など単品メニューはやめる
牛丼、ラーメン、カレーなど、ランチで選びやすい単品メニューは炭水化物が多い傾向にあります。サラダや副菜がついている定食メニューを選んだり、単品物のごはんを少なくしつつ、追加でサラダやスープを加えたり、バランスを調整しましょう。

注意すべき食べ順
食事において最初に野菜を食べると、血糖値の上昇を緩やかにさせます。
続いて汁物→主菜(肉・魚)→ごはんの順で食べれば、自然に炭水化物の量が減らせます。

飲み物はお茶か水を選ぼう
水分をたっぷり摂るだけで簡単に満腹感が得られます。しかし、甘い飲み物は禁物です。市販の野菜ジュースや飲むヨーグルトには大量の糖質を含んでいる場合があるので、普段の飲料は水か無糖のお茶を選びましょう。
また、血糖値を抑制する効果のある飲料は、無糖のコーヒー、牛乳、緑茶などが挙げられますので、食事後に一杯摂取するだけでも効果が見られます。

喫煙・飲酒をひかえる

喫煙は、インスリンの分泌や作用の低下を引き起こすほか、運動能力や代謝力をも低下させる効果があります。また、アルコール飲料には糖質が含まれ高カロリーなものが多く、お酒のおつまみにもカロリーの高いものが多いため、食事との相乗効果でエネルギー量が蓄積されて太りやすくなります。アルコールは少量に抑え、おつまみは糖質を含まないものを選びましょう。

適度な運動を行う

有酸素運動や筋力トレーニングは、インスリンの働きを活性化し、血糖値を下げる効果があります。ややきついと感じる程度の運動を最低でも週3日、あるいは1回につき20から60分、1週間に150分以上を目安に継続してみましょう。

有酸素運動の例

  • 1万歩/日以上のウォーキング
  • 30分以上のジョキング
  • 水泳
  • ラジオ体操
  • サイクリング

まとめ:高血糖の原因と症状を知り、早期対策を!

高血糖の原因と症状を知り、早期対策を!

高血糖が起こっていても、目には見えず、自分では気付きにくいもの。さまざまな症状からサインが送られていますが、加齢のせいにしたり、いつものことと放置していたりすると、いつの間にか悪化している可能性があります。普段の生活習慣を見直すと同時に、定期的に症状の有無をチェックし、糖尿病悪化を防ぎましょう。健康寿命を延ばすためにも、高血糖を起こさない日々を過ごしたいですね。

監修者

木村 眞樹子医師

循環器内科・内科・睡眠科医

木村眞樹子医師

東京女子医科大学医学部を卒業後、循環器内科、内科、睡眠科として臨床に従事している。
妊娠、出産を経て、また産業医としても働くなかで予防医学への関心が高まった。医療機関で患者の病気と向き合うだけでなく、医療に関わる様々な人たちに情報を伝えることの重要性を感じ、webメディアで発信も行っている。

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