【掲載日】2022/04/12
疲れやすいのは病気のサイン?原因と受診すべき症状をご紹介
通勤通学やお仕事、学業や家事育児など、毎日の生活の中で疲れを感じることはあると思います。
しかし頻繁に疲れを感じたり、最近疲れやすいと感じたりする人は病気のサインかもしれませんので要注意です。
ここでは疲れやすさと、疲れやすいと感じた時に考えられる病気についてご紹介します。
疲れやすさチェック
下記の項目にて該当するものが頻繁にある方は、疲れやすいといえます。
- イライラすることがよくある
- 不安を感じることがよくある
- 落ち着かないことがよくある
- ゆううつとよく感じる
- よく眠れない
- 体の調子が悪いと感じる
- 物事に集中できない
- することに間違いが多い
- 仕事中や授業中に強い眠気に襲われる
- やる気が出ない
- 運動をしていないのにへとへとだと感じる
- 朝起きた時ぐったりした疲れを感じる
- 以前と比べて疲れやすい
疲れやすいと感じる原因とは?
疲れは大きく分けて3つに分類され、肉体的疲労、精神的疲労、神経的疲労が挙げられます。
肉体的疲労
肉体的疲労の原因は、体を動かすエネルギーの不足や長時間同じ体勢をとり続けるなど、一部の筋肉を長い時間緊張状態にすることでたまる疲労物質である乳酸の蓄積であると考えられています。
精神的疲労
精神的疲労は、職場や学校での人間関係や仕事、家事、悩み事などのストレスが原因の心の疲れを指します。
神経的疲労
神経的疲労は、仕事や学業などのデスクワークなどで視神経や脳が緊張した状態が長時間続くことで起こる頭や思考の疲れです。
疲れやすいと感じた時に考えられる病気
日々の生活の中で疲れが出てしまうこともありますが、中には疲れが病気のサインとなる場合があります。ここでは疲れやすいと感じた際に考えられる病気の一例をご紹介します。
- 糖尿病
- 低ナトリウム血症
- 不整脈
- アルコール性肝障害
- 脂肪肝
- 糖尿病性腎症
- B型肝炎
- 膠原病
- 自律神経失調症
- サルコイドーシス
- 甲状腺機能低下症
- 重症筋無力症
- 細菌性赤痢
- 巨赤芽球性貧血
- 甲状腺腫瘍
- バセドウ病
- 副甲状腺機能亢進症
- 腎性糖尿
- クッシング症候群
- 多発性筋炎・皮膚筋炎
- 水俣病
- 甲状腺疾患
- 腎不全
疲れやすさがある時にすぐに受診すべき症状とは?
6カ月以上もの長期間に渡って疲労感が続くか、頻繁に疲れが繰り替えされているような状態を「慢性疲労」と呼びます。しかし、これら付随して何らかの異常が身体に現れている場合は、早急に病院での受診を考えることをおすすめします。疲労感から物事の判断力が低下していると感じた場合は認知機能障害、疲れているのに睡眠が浅い、寝付けない、何度も覚醒するなどがある場合は睡眠障害が関連している場合もあります。
まとめ
疲れやすいと感じている、いつも疲れているという人は病気の症状であることも考えられます。
今の疲れが病気の一症状だとわかる可能性があり、医師の診断や適切な治療によって回復に向かうかもしれません。ただ疲れているだけと軽視して判断せずに、異常を感じた場合は速やかに病院で受診してみることをおすすめします。
疲労の基礎知識一覧
- 疲れやすいのは病気のサイン?原因と受診すべき症状をご紹介
- 疲れやすい原因とは?疲労感の解消方法を5つご紹介