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【掲載日】2023/04/27   【最終更新日】2026/02/27

ニキビ対策に効果的な薬とは?おすすめの塗り薬・飲み薬を紹介

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「またニキビが出来た!」、「同じところによくできる・・・」といったように悩ましい大人ニキビ。ついつい潰したくなる人もいるかもしれませんが自己流はおすすめできません。ここでは大人ニキビの基礎知識と、自分で市販薬を選ぶ際のポイントや注意点などを中心に記載していきます。

大人ニキビとは?

そもそも、大人ニキビとは何でしょう。思春期の頃のニキビと比較すると見た目は似ていますが原因も異なり、出来る場所にも違いがあるようです。

大人ニキビと思春期ニキビの違いは?

思春期ニキビは、男性ホルモンが影響しています。中学生頃から成長と共に男性ホルモンが増え、皮脂腺から皮脂の分泌がさかんになります。すると毛穴に皮脂が詰まりやすくなり、ニキビの原因となるアクネ菌が繁殖しやすくなります。特に、皮脂が分泌されやすいTゾーンには多くニキビができやすくなります。20代前後になりホルモンバランスが安定してくると思春期ニキビは自然と直ってくることが多いようです。

一方、大人ニキビは、思春期を過ぎ大人になってから出来るニキビで、「吹き出物」と呼ばれることもあります。睡眠不足・食生活の乱れ・喫煙・飲酒・ストレス・間違ったスキンケア・ホルモンバランスの乱れなどが要因となって肌の代謝リズム(ターンオーバー)が遅くなり、古い角質が溜まって毛穴に詰まりやすくなるためにニキビができます。また、大人ニキビは乾燥肌の人にも見られ、特に皮脂の少ない頬・口周り・顎のUゾーンや首回りにできることが多いとされています。治りにくく繰り返し同じ場所にできやすいのも特徴的です。

ニキビの発生原因

➀毛穴の閉塞及び皮脂の過剰分泌
通常肌の代謝(ターンオーバー)は28日ほどの周期で、古い角質が剥がれ落ち新しい肌に生まれ変わっています。ところが何らかの原因(睡眠不足・食生活の乱れ・ストレス・ホルモンバランスの乱れなど)によりそのターンオーバーのサイクルが遅くなり、古い角質が剥がれ落ちずに残っていると、毛穴の角質が厚くなり毛穴の出入り口を塞いでしまいます。本来皮脂は毛穴から汗と共に排出されますが、毛穴が詰まってしまうとそれがうまくいかなくなってしまいます。また、角質が厚くなることだけでなく、ホルモンバランスの乱れなどによる皮脂の過剰な分泌も毛穴を塞がる原因となります。

②ニキビの発生とアクネ菌の増殖
(1)白ニキビ:➀の状態で毛穴が詰まると、ニキビの初期段階である白ニキビとなります。毛穴の表面はまだ閉じており、ポツポツと白い点に見えます。
(2)黒ニキビ:白ニキビが少し進行して皮脂が盛り上がり、毛穴が開いた状態です。空気に触れた皮脂が酸化して黒くなります。この時点ではまだ炎症は起きていません。
(3)赤ニキビ:(2)の状態から、毛穴の中で皮脂を栄養源にしているアクネ菌が増殖し、皮膚に炎症反応が起きて赤く腫れた状態になります。
(4)黄ニキビ:赤ニキビが悪化し、炎症によって溜まった膿が外に出ようとして毛穴を押し上げている状態です。腫れた状態に加え、痛みも伴います。

市販のニキビ治療薬を選ぶ時のコツ

上記に記載したように、ニキビは進行度合いごとに種類があり、それぞれの状態に合わせて効果的な成分の入った薬を使うことで、より早く治すことができます。また、薬には塗り薬と内服薬があり、塗り薬のテクスチャーなども色々あります。どんなところに注意して治療薬を選べばよいか、ポイントをまとめました。

ポイント1:ニキビの進行段階によって効果的な有効成分を把握し選定する

〇白ニキビ/黒ニキビ
炎症を起こしておらず、角質が厚くなり皮脂が毛穴に詰まっている状態
⇒殺菌効果のある成分を重視

〇赤ニキビ/黄色ニキビ
白ニキビが進行し、毛穴の中の皮脂に付着したアクネ菌が増殖し、赤く炎症を起こしている状態。膿をもつと黄色ニキビとなる。どちらもニキビ跡になりやすいため、悪化する前に適切な処置が必要。特に黄色ニキビが複数できている場合は、皮膚科での診察と処方薬での治療を検討したほうがよい。
⇒抗炎症効果のある成分を重視

【殺菌効果のある成分】
殺菌作用により、アクネ菌の増殖を抑制する

・イソプロピルメチルフェノール:殺菌効果の高い成分で、ニキビ治療においてはアクネ菌を殺菌する効果があるため多くのニキビ治療薬に配合されている。(白・黒・赤・黄色ニキビに有効)
・レゾルシン:殺菌作用だけでなく角質を軟化させる作用もあるため、毛穴につまった皮脂汚れを外に出しやすくしつつ、アクネ菌を殺菌する。(白・黒・赤・黄色ニキビに有効)
・ベンゼトニウム塩化物:細菌や真菌に有効な消毒成分で、手指消毒や医療機器消毒、うがい薬などに使用されている。ニキビ治療においても優れた消毒効果でアクネ菌を殺菌する。(白・黒・赤・黄色ニキビに有効)
・イオウ:ニキビ治療において、3つの効果を発揮する。そのうちの一つが殺菌効果でアクネ菌を減少させる。(白・黒・赤・黄色ニキビに有効)※大人ニキビには注意
・サリチル酸:抗菌作用でアクネ菌の増殖を防ぐ(白・黒・赤ニキビに有効)
・クロルヘキシジングルコン酸塩:殺菌効果があり、アクネ菌の増殖は抑えられるため軽度のニキビには有効。赤ニキビで炎症を起こしていたり膿が出ている場合は、悪化させる可能性があるため使用は避ける。殺菌効果が高く、幅広い菌に対して効果を発揮する。(白・黒ニキビに有効)※オロナインH軟膏の主成分で軽度なニキビに有効
・ホモスルファミン:水に溶けて抗菌作用をあらわし、収れん作用もあるため化粧水などに使用されることも多い。他に、角質溶解作用、皮脂分泌の抑制作用がある。イオウやサリチル酸などの他の成分と配合されることも多い。(白・黒・赤ニキビに有効)

【角質軟化効果のある成分】
角質を融解する作用があるため毛穴詰まりを解消する効果があるが、皮脂が取り除かれて乾燥が進む可能性もあるので、大人ニキビの場合は注意が必要

・レゾルシン:殺菌作用だけでなく角質を軟化させる作用もあるため、毛穴につまった皮脂汚れを外に出しやすくしつつ、アクネ菌を殺菌する。(白・黒・赤・黄色ニキビに有効)
・イオウ:3つの効果のうちの二つ目、角質の柔軟化により毛穴が詰まるのを防ぐ作用がある。(白・黒・赤・黄色ニキビに有効)※大人ニキビには注意
・サリチル酸:角質を軟化・溶解し、古い角質や毛穴に詰まった皮脂を取り除く効果(白・黒・赤・黄色ニキビに有効)

【抗炎症効果のある成分】
・イブプロフェンピコノール:非ステロイド系、消炎鎮痛外用薬(白・黒・赤ニキビに有効)
・グリチルリチン酸ニカリウム:炎症の悪化を防ぎ、赤みを抑える効果(赤・黄色ニキビに有効)
・アラントイン:組織修復促進作用と抗炎症作用で、傷ついた皮膚の修復を助け、ニキビの治りを早める(赤・黄色ニキビに有効)
・イオウ:硫黄がもつ3つの効果のうち、もっとも強い作用で抗炎症効果と共に乾燥をもたらす作用があるため、赤~黄色ニキビの膿を伴う状態に対しても有効とされている。(白・黒・赤・黄色ニキビに有効)※大人ニキビには注意
・スルファジアジン:細菌の増殖を抑え、化膿し炎症を鎮める効果があるため膿を持って腫れたニキビに効果的だが、抗生物質のため長期間の使用には不向き(赤・黄色ニキビに有効)
・サリチル酸:角質を軟化・溶解し、古い角質や毛穴に詰まった皮脂を取り除く効果。ニキビ跡のケアにも有効でピーリングなどにも使用される。(白・黒・赤・黄色ニキビに有効)

ポイント2:薬の種類で選ぶ(塗り薬/飲み薬/漢方薬・ビタミン剤)

既にできてしまったニキビを治療したい時は、まずは直接患部に塗布できる塗り薬を使用します。上記に記載した通り、塗り薬は殺菌成分や抗炎症成分などが主要な成分となり、ニキビの状態に合わせて何を重視したいのかで選ぶと良いでしょう。また、市販の飲み薬は、状態の改善を早めるために塗り薬と併せて補助的に使用するためのものがほとんどです。主要成分はビタミンや漢方の成分で、肌のターンオーバーを促したり、継続して服用することでニキビができにくい体質にしていく効果が期待できます。

ポイント3:使用感や目立ちにくさで選ぶ

塗り薬には、クリームタイプや軟膏タイプが多いですが、他に化粧水タイプのものやミスト状のものもあります。特に背中のニキビが気になる場合は、塗布しやすいミストタイプのものだと使いやすいでしょう。
また、日中使用する場合は、軟膏よりもベタつかないクリームタイプや、メイクの上からでも目立ちにくい肌色タイプのものもあるので、ご自身の状況に合わせて選ぶとよいでしょう。

ニキビの薬の有効成分一覧

上記ポイント1で詳細を記載しましたが、ニキビに効果のある有効成分を一覧表にまとめました。(処方薬の成分は除く)

有効成分 効果 適したニキビ
塗り薬 イソプロピルメチルフェノール 殺菌効果 白・黒・赤・黄色ニキビ
レゾルシン 殺菌・角質軟化効果 白・黒・赤・黄色ニキビ
ベンゼトニウム塩化物 殺菌効果 白・黒・赤・黄色ニキビ
イオウ 殺菌・角質軟化・抗炎症効果 白・黒・赤・黄色ニキビ
サリチル酸 殺菌・角質軟化効果 白・黒・赤ニキビ
クロルヘキシジングルコン酸塩 殺菌効果 白・黒ニキビ
ホモスルファミン 殺菌・角質軟化効果 白・黒・赤ニキビ
イブプロフェンピコノール 抗炎症効果 白・黒・赤ニキビ
グリチルリチン酸ニカリウム 抗炎症効果 赤・黄色ニキビ
アラントイン 抗炎症・組織修復促進効果 赤・黄色ニキビ
スルファジアジン 抗炎症効果 赤・黄色ニキビ
サリチル酸 殺菌・角質軟化・抗炎症効果 ニキビ全般
飲み薬 ビタミンB6(ピリドキシン塩酸塩) 皮膚炎の予防 ニキビ全般
ビタミンB2(リボフラビンリン酸エステルナトリウム) 抗酸化作用で肌のダメージを抑えニキビの炎症を抑える ニキビ全般
ビタミンC(アスコルビン酸) 抗酸化作用で肌のダメージを抑えニキビの炎症を抑える ニキビ全般
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん) 女性ホルモンの乱れに有効 ニキビ全般
薏苡仁(よくいにん) 肌のターンオーバーを正常化していく ニキビ全般
清上防風湯(せいじょうぼうふうとう) 炎症を抑える ニキビ全般
十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう) 膿の排出を促し炎症を抑える ニキビ全般

ニキビや吹き出物に効果的な市販薬(塗り薬)

イハダ アクネキュアクリーム

イハダ アクネキュアクリーム

ニキビの種類 白・黒ニキビにおすすめ
有効成分 イブプロフェンピコノール、イソプロピルメチルフェノール
効果 ニキビの炎症を鎮め、アクネ菌を殺菌
特徴 ノンアルコールのため、敏感肌や乾燥肌でも使いやすく、油分が少ないためメイクもしやすい。

オロナインH軟膏

オロナインH軟膏

ニキビの種類 白・黒ニキビにおすすめ
有効成分 クロルヘキシジングルコン酸塩
効果 皮膚疾患・外傷の治療
特徴 クロルヘキシジンという殺菌消毒剤成分ででき始めのニキビが悪化するのを防ぐ反面、殺菌成分のみのため悪化したニキビには適さない。

メンソレータムアクネス

メンソレータムアクネス

ニキビの種類 赤ニキビにおすすめ
有効成分 イオウ、レゾルシン、グリチルレチン酸、トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE誘導体)
効果 毛穴に詰まった皮脂・汚れの吸収、抗菌、抗炎症など
特徴 イオウによる角質軟化の効果で皮脂を吸収し、アクネ菌を殺菌しながらも炎症を鎮める。

ペアアクネクリームW

ペアアクネクリームW

ニキビの種類 赤・黄ニキビにおすすめ
有効成分 イブプロフェンピコノール、イソプロピルメチルフェノール
効果 抗菌作用・抗炎症作用
特徴 イブプロフェンピコノールがアクネ菌によるコメド(白ニキビ)の発生を抑えると共に炎症を鎮める。また、イソプロピルメチルフェノールが症状を悪化させるアクネ菌を殺菌し、ニキビの進行を抑える。

ニキビや吹き出物に効果的な市販薬(飲み薬)

ニキビの治療には、まず外用薬(塗り薬)の使用が有効ですが、それを補助する目的で内服薬(飲み薬)の選択肢もあります。中等度~重度のニキビの場合は、皮膚科にかかると内服の抗生物質が併用薬として処方されることもあります。
ニキビで処方される抗生物質には、マクロライド系(ロキシスロマイシン・クラリスロマイシンなど)やテトラサイクリン系(ミノサイクリン・ドキシサイクリンなど)の内服薬があり、抗炎症作用が期待されます。薬の種類によっては、長期間使用することで色素沈着などの副作用や、まれに下痢やめまいなどが起きる場合もあるため注意が必要です。
抗生物質以外の内服薬では、市販でも購入できる漢方やビタミン剤などがあげられます。これらについてもニキビの治療においては、単体ではなく外用薬との併用として補助的な役割で用いられます。でき始めのニキビや白ニキビには体の中の栄養バランスが影響していることが多いため、ビタミンB群の含まれる内服薬が有効です。また、大人ニキビのような繰り返すニキビには、ビタミン補給だけでなく体質改善も踏まえた漢方を取り入れることを検討してもよいでしょう。

チョコラBBプラス

チョコラBBプラス

主な有効成分 ビタミンB2・B6・B1
効果 ニキビの炎症を鎮め、アクネ菌を殺菌
特徴 5つのビタミンB群の働きで肌のターンオーバーを助け、肌荒れ・ニキビをケア。

ペアA錠

ペアA錠

主な有効成分 ビタミンB2・B6、L-システイン、生薬ヨクイニン
効果 にきび・肌荒れ・皮膚炎・かぶれ
特徴 肌のターンオーバーを助け、ヨクイニンが消炎・肌荒れに作用する。

ハイシーBメイト2

ハイシーBメイト2

主な有効成分 ビタミンB2・B6・C、L‐システイン・ニコチン酸アミド・ビオチン
効果 ニキビ・肌荒れの改善、肌のターンオーバーを助ける
特徴 各種ビタミン配合で脂質やたんぱく質の代謝を助けながら、肌細胞の生まれ変わりを補助する。

ネオ小町錠

ネオ小町錠

主な有効成分 ヨクイニン・キキョウ、ビタミンB2・B6・C、メチオニン
効果 にきび・肌荒れ・皮膚炎・かぶれ
特徴 くり返しできるニキビ・皮膚炎に有効。12種類の生薬と5種のビタミン、メチオニンの効果で余分な老廃物や膿を体外へ排出し、ターンオーバーを整える。

ハイチオールBクリア

ハイチオールBクリア

主な有効成分 L‐システイン、ビタミンB2・B6・B1
効果 にきび、肌あれ、湿疹、皮膚炎、かぶれ
特徴 継続しやすい1日1回の服用で、年齢などにより弱った肌代謝を助け、肌荒れやニキビを改善する。

ニキビ用の塗り薬はいつ使う?

ニキビ用の塗り薬は、ほとんどが洗顔後のきれいな肌に塗布することが推奨されていますが、日中、化粧している上から塗布できるような目立ちにくい色合いの薬もあるので、用途によって商品を選ぶと良いでしょう。
また、ニキビの進行度合いに応じて、何の効果を優先した方が良いのか、状態を確認した上で薬を選ぶようにすると良いでしょう。まだ炎症を起こしていない初期のニキビ、白・黒ニキビには殺菌作用の成分が特に有効で、炎症を起こしている赤ニキビには抗炎症成分が入っているものが良いとされています。

ニキビを予防するために

大人ニキビの原因は複雑で、ライフスタイルにも深く関係していると考えられています。大人ニキビで悩んでいる方は、思い当たる原因を改善していきニキビができる要因をクリアにしていくようにしましょう。

➀十分な睡眠をとる
皮膚の細胞は寝ている間に修復・再生されています。睡眠不足になると肌のターンオーバーが乱れ、肌の修復再生が間に合わなくなるのでしっかりと睡眠をとることが大切です。また、眠る際の枕カバーやシーツなどは、直接肌に触れるものなので清潔なものを使用するようにしましょう。

②バランスのよい食生活を心がける
無理なダイエットによる栄養不足や、偏った食生活は免疫力が低下し便通にも影響します。腸内環境の乱れはターンオーバーの乱れにも繋がります。また、ニキビ予防に有効なのは、肌の調子を整えるビタミンB群やビタミンC、ミネラル群といわれているため、これらを含む食品を積極的に取り入れると良いでしょう。お酒類は糖分を大量に含んでおり適量を超える飲酒はニキビの発生にも影響してくるので飲み過ぎには注意しましょう。

③ストレスを溜めない
過度なストレスは、ホルモンバランスが崩れ、男性ホルモンが分泌過多になるなど、ホルモン異常をおこしがちです。気分転換をしたりゆっくり休息を取り入れながらストレスを上手に解消していくことが大切です。

④正しいスキンケア
肌の乾燥は大人ニキビの要因となりますので、洗顔のしすぎには注意しましょう。気になるからといってゴシゴシ洗いは肌を傷めてしまい、必要な皮脂まで落としてしまうので禁物。よく泡立てた洗浄料で1日2回を基本としてやさしく洗うようにしましょう。女性は特にメイクをきっちり落とすようにし、洗浄料が残らないようにぬるま湯でよく流すこともポイントです。また洗顔後はすぐに保湿をしましょう。しっかりと保湿されていることで角質層が柔らかくなり毛穴も詰まりにくくなります。コメド(炎症のないニキビのこと)が生じにくいとされている「ノンコメドジェニックテスト(コメドテスト)済み」の化粧品を使用してみても良いかもしれません。

ニキビの原因と炎症があるときの対処法を解説

ニキビや吹き出物ができたときの対処法

実際にニキビが出来てしまったら、ニキビの段階によって処置も異なります。また皮膚科で行う治療とセルフケアで出来ることにはどんなことがあるのか。詳細を記載していきます。

医療機関の受診

ニキビの治療を病院で行う場合、美容皮膚科をまず思い浮かべる方もいるかもしれませんが、自費治療となり高額になってしまいます。実はニキビの治療は、ある程度の段階までは一般の皮膚科にて保険診療で受けることが出来ます。

保険適用内の治療
軽症(白ニキビ)の状態から、炎症をもって膿のある重症のニキビ(赤ニキビ~黄ニキビ)まで基本的な治療は保険内で受けることが可能です。具体的には、抗生物質の塗り薬・内服薬、毛穴の詰まりを取る塗り薬、漢方、ビタミン剤、面皰圧出などの治療法があり、ニキビの段階に応じた治療を行います。保険適用の治療費は、診察料及び薬代などで3割負担となります。

保険適用外の治療
ニキビ跡の治療や、これからできるニキビを防いでその先も繰り返さない根本的な肌質改善などの治療は、保険適用外のため自費治療となります。保険診療は外用薬か内服薬のみの治療となりますが、保険適用外の自由診療になると最新の施術やオリジナル薬による効果の高い治療を受けることができます。保険適用内の治療であまり効果が得られなかった方や保険適用の薬が合わなかった方は検討してみると良いかもしれません。

セルフケア

白ニキビや黒ニキビなど、それほど炎症を起こしていない場合はセルフケアで対処することもできます。

ニキビができている時のセルフケア
➀肌を清潔に保つ: 1日2回(朝、夜)の低刺激の洗顔料でやさしく洗いましょう。ゴシゴシと洗いすぎてしまうと肌に必要な皮脂まで落ちてしまい、逆に皮脂が過剰に分泌されてしまうため、洗いすぎには注意してください。

②保湿をしっかり行う:肌の乾燥からくるバリア機能の低下もニキビの要因になります。化粧水をつける際はコットンなどを使用せず手のひら全体で押さえるようになじませるのが良いでしょう。オイルやクリームなど油分の多いアイテムは、避けた方が良いとされています。

③肌を刺激しない:ニキビができている時は、スクラブやコットンの使用、顔のマッサージなど肌に摩擦を起こしてしまうものは控えましょう。また、メイクについては、なるべく油分の少ないメイク用品を選び、ファンデーションなどはできるだけ薄めにつけるように心がけると良いでしょう。

④市販薬を使う:皮膚の炎症や最近の感染を抑える塗り薬を使用します。また、ビタミン剤などを併用して肌の調子を内側から整えていくと良いでしょう。

ニキビが治まっている時のセルフケア
大人ニキビは思春期の頃にできるニキビと違って、生活習慣やストレス、間違ったスキンケアなどが関係していることが多いです。肌のケアと合わせて日々の生活習慣を見直すことが大事なポイントと言えるでしょう。

具体的なケア方法としては、➀肌を清潔に保つ、②保湿をしっかり行う、③肌を刺激しない(メイクをし過ぎない)といった基本的なことに加え、その他にできるセルフケアとして、④紫外線対策、⑤規則正しく栄養バランスの取れた食事・ビタミン剤の服用、⑥睡眠不足を解消する、⑦ストレス対策などがあります。

ニキビ治療モニター

ニキビに効果的な薬の選び方

ニキビを治す薬には、医師が診断して出す処方薬と、薬局にて自分で購入することができる市販薬(OTC医薬品)があります。まずは塗り薬での治療となりますが、皮膚科では外用薬と併用して内服薬が処方される場合もあります。加えて漢方やビタミン剤など、補助的にニキビを治すサポートや肌の調子を整える目的のサプリメントを取り入れる方も多いでしょう。
ここでは、自分で市販薬を選ぶ際の、段階に応じたポイントをご紹介していきます。

➀白ニキビ(白くポツポツしている状態)には殺菌剤配合の塗り薬

成分としては、イソプロピルメチルフェノールやレゾルシン・ベンゼトニウム塩化物などが入っているもので、アクネ菌を殺菌して増殖を抑え、進行するのを防ぐ働きがあります。

②赤ニキビ(炎症を起こし赤くはれた状態)には抗炎症成分配合の塗り薬

成分としては、抗炎症薬としてグリチルレチン酸・イブプロフェンピコノールなどで、これによりニキビの炎症や赤みを抑えることができます。他にホモスルファミン・スルファジアジンなどの抗菌成分も有効で、アクネ菌の増殖を防ぎ化膿を防ぐ働きがあります。

③黄ニキビ(膿んでいる状態)には抗生物質、抗炎症成分配合の塗り薬

ただし、赤ニキビの状態から進行し、膿がたまってしまった黄ニキビは、痛みもあり目立ったり跡になったりと厄介な存在です。市販薬での対応では難しいことが多いため、できるだけ早く皮膚科を受診した方が良いとされています。

ニキビ用の薬を使用する際の注意点

ニキビの治療には、皮膚の炎症やアクネ菌の繁殖を抑える外用薬(塗り薬)を使用します。その際、目の周辺部分は、皮膚もうすくデリケートなので避けるようにしましょう。また、塗り薬にプラスする形で、補助的に漢方やビタミン剤なども併用すると良いでしょう。
尚、洗顔料は状態によっては殺菌成分の入ったものも良いですが、肌を乾燥させやすいので肌状態に合ったものを選ぶようにし、塗り薬は洗顔後の清潔な肌に使用しましょう。

ニキビは見つけても潰さない

顔にできたニキビ、ついつい潰したくなる方も多いと思います。実際に皮膚科では、皮膚科医の診断のもと、消毒済の専門の器具を使ってニキビの中に詰まっている膿や皮脂の押し出し(面皰圧出)を行うことがあります。ニキビの早期治療として有効とされていますが、これを自己流で行うのは大変危険です。手についたばい菌が患部に触れることで更に炎症が進んでしまったり、自分で無理やり押し出すことで肌にダメージを与え、ニキビの穴が大きくなってしまったりする危険があります。そうなるとニキビ跡として残りやすくなってしまうので、肌のためには自己流でニキビを潰すことはしないようにしましょう。

髪型やメイクにも気を付けよう

額にニキビができている場合は、前髪がニキビに触れないように上にあげるか、短く切るなどの工夫をすると良いでしょう。また昨今マスクをする人も増えていますが、ニキビができている時の外部刺激としてマスクの摩擦なども炎症を進めてしまう原因の一つでもあります。他にも、マスク内の蒸れによりアクネ菌が増殖しやすくなりますので、ニキビができている時はマスクの素材を肌あたりのソフトなものに変えたり、こまめに清潔なものに取り換えたりして肌への負担が軽くなるように工夫しましょう。
メイクについては、ニキビができている時は当然ながら極力控えるのが良いですが、そうはいっても全くメイクしないというのはなかなか難しい方も多いかと思います。特に長時間のメイクは肌にとって負担となります。帰宅したらすぐに洗顔するようにし、メイクをする場合でもなるべく薄めのメイクを心がけ、油分の多いリキッドファンデーションは避けるようにしましょう。洗顔後はしっかりと保湿し、肌の油分と水分をバランスよく整えることが大切です。

洗顔のし過ぎは逆効果

ニキビができると、気になって一日に何度も洗顔してしまう方がいます。洗顔のしすぎは、肌に必要な皮脂や潤いまでを無くしてしまい、そうすると油分と水分のバランスが崩れ、肌の乾燥を防ごうとして余計に皮脂が分泌されてしまい悪循環です。また、洗うたびにニキビそのものに触れる回数が増え、刺激によってかえってニキビが悪化してしまうこともあるため、洗顔のしすぎには注意するようにしましょう。

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まとめ

ニキビは多かれ少なかれ、誰でも経験したことのあるお肌の代表的なトラブルです。でき始めのニキビなのか、膿までもってしまったニキビなのか、段階に応じて治療法や薬の種類も変わります。初期のニキビであればセルフケアでも対応可能ですが、市販薬もたくさんの種類が出ていますのでご自身のニキビのタイプに合わせたものを使用すると効果的でしょう。また、進行してしまったニキビは、皮膚科を受診したほうが良い場合もありますので、重度の場合は医療機関の受診も検討しましょう。
大人ニキビで繰り返しできてしまう場合は、日々の生活習慣が影響していることが多いので、自身の食生活や睡眠、毎日のスキンケアなども一度見直してみると良いかもしれません。

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JCVN

JCVN編集部

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