【掲載日】2022/04/15

頭痛タイプチェック!原因や改善方法・あぶない頭痛も解説

頭痛の種類と特徴

頭痛は一次性頭痛(慢性頭痛)と二次性頭痛(症候性頭痛)の2つに大きく分類できます。二次性頭痛はくも膜下出血や脳腫瘍といった、主に脳の病気が原因で引き起こされる頭痛のため、早期治療が必要となります。
一次性頭痛は頭痛と呼ばれる症状の半数以上に該当し、なんらかの病気が原因で起こる頭痛ではありません。代表的なものとして「片頭痛」「緊張性頭痛」「群発頭痛」が挙げられます。

片頭痛(偏頭痛)

ズキズキと痛む頭痛で、主に頭の片側に起こります。また、吐き気や倦怠感を伴ったり、光や音に敏感になったりします。片頭痛持ちの方は周期的に頭痛になりやすく、発症頻度は月に0~数回、数時間から2~3日の間頭痛を感じる場合もあり、一定でない場合が大半です。

緊張型頭痛

一次性頭痛の中でも最も割合の多い症状であり、どんな方でも起こりうる症状です。首や肩の筋肉が凝っている方や、血の流れが悪い方に発症しやすく、頭が重く感じたり締め付けられたりする痛みが特徴的です。また、ストレスや精神面の影響も大きく、長時間デスクワークに携わる方や、多くの人と接する方が発症しやすいと言われています。

群発頭痛

片目の奥に激しい痛みを伴うのが特徴的な頭痛が周期的に発症し、1~2時間続く痛みが、1か月以上続くこともあります。頭痛の他に痛む方の目から涙が出たり、充血や鼻水が出ることもあります。
これらの一次性頭痛は慢性的になりやすく、発症の原因も明確でないケースが多いため、根本的な治療や完治は難しいとされています。対症療法やマッサージなどで頭痛を緩和させたりコントロールすることは可能ですので、自身の頭痛の特徴を理解し、うまく向き合うことが大切です。

あなたの頭痛タイプをチェック!

頭痛が一次性なのか二次性なのかによって、治療の重要度が異なります。
以下の症状に該当する場合は、重大な病気が原因で頭痛が発生している可能性がありますので、すぐに病院で受診しましょう。

  • 普段とは違う激しい頭痛が突然起こった
  • 頭痛が、ここ数ヶ月徐々に悪化している
  • 麻痺、ひきつけなどの徴候があったり、物が二重に見えたりする
  • 意識や言葉に影響がでる
  • 頭痛に発熱が伴う

一次性頭痛には「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」があります。
以下の項目では、あなたの頭痛がどのタイプに該当するかを目安として調べることができます。
自分の「症状」から頭痛のタイプをチェックしてみましょう。

Q1:頭痛は片側か両側かどちらに痛みを感じますか?
A 主に片側
B 両側
C 必ず片側

Q2:痛み止めなどを飲まない場合、頭痛はどれくらいの時間続きますか?
A 半日~3日間
B 30分~7日間
C 15分~3時間

Q3:痛みの強さはどの程度ですか?
A 時に寝込むほど強い
B 寝込むほどの痛みではない
C 耐え難い激しい痛み

Q4:痛みの症状はどのような感じですか?
A ズキンズキンと脈打つような痛み
B 締め付けられるような、押されるような痛み
C 片目の奥をえぐられるような痛み

Q5:痛い時、じっとしているほうが楽ですか?
A じっとしているほうが楽
B じっとしていても痛みは変わらない
C 痛くてじっとしていられない

Q6:生活への支障はありますか?
A 仕事や家事ができないことがある
B それほど支障はない
C 痛い時は仕事にならない

Q7:頭痛の頻度はどのくらいですか?
A 月に平均2-6回ほど
B 月に数回、またはほぼ毎日うっとうしい
C 2週間~2ヵ月間ほど、ほぼ毎日

Q8:頭痛以外の症状はありますか?
A 光・音がわずらわしい、または吐き気がある
B 特になし
C 痛む側の涙、鼻水、鼻づまりなどがある

□Aにチェックが多かった人は「片頭痛」の可能性があります。
主に頭の片側が痛み、場合によっては両側や後頭部、こめかみから目にかけてまでも脈を打つようにズキンズキンと痛みます。

□Bにチェックが多かった人は「緊張型頭痛」の可能性があります。
後頭部から首筋にわたって、鈍痛や締めつけられているような圧迫感が生じる特徴があります。片頭痛と異なり激しい痛みは伴わず、一定の痛みが継続し、場合によっては倦怠感、めまい、肩こりや目の疲れを伴います。

□Cにチェックが多かった人は「群発頭痛」の可能性があります。
「目の奥がえぐられるような激しい痛み」と比喩されるように、片方の目の内部が痛む特徴があります。1週間から1ヶ月以上の期間、周期的に発症し、動けなくなるほどの痛みを伴います。

頭痛の原因

緊張型頭痛の原因

同じ体勢やうつむき姿勢を長時間続けてしまうと、首から肩に至る筋肉がこわばり、血流の低下により酸素や栄養素の不足、疲労物質の蓄積などにより血管が収縮して神経が刺激され、痛みが生じるとされています。また、精神的なストレスや不安感により、脳の痛みを調整する部位が機能不全を起こし頭痛を引き起こすこともあります。

片頭痛の原因

何らかの理由によって頭蓋内の血管が急激に収縮し、周囲の神経が刺激されることで生成された炎症物質が血管を戻そうと拡張することで、脈を打つように「ズキンズキン」と痛みます。

群発性頭痛の原因

原因ははっきりとは明らかにされていませんが、目の奥に位置する脳の視床下部の周辺にある太い血管が拡張し、三叉神経を刺激するために起こると考えられています。特にアルコールの過剰摂取、喫煙、急激な気圧変化、不規則な睡眠習慣などが誘発要因として挙げられているため、群発性頭痛がある場合にはこれらの要因を避けるように注意しましょう。

頭痛の改善・対処方法

緊張型頭痛の改善・対処方法

緊張型頭痛は長時間同じ体勢を取ることによる筋肉のこりや、睡眠時の姿勢の悪さが影響して引き起こしている場合が高いため、定期的に首や肩をまわすストレッチ運動や、体に負荷を与えないような正しい姿勢を取りましょう。また就寝時に使用する枕を自分好みの高さに調整したり、バスタオルを2~3回折り畳んだものを使用したりすると効果的です。

薬物療法としては、以下の薬剤が有効です。

  • NSAIDs(非ステロイド消炎鎮痛剤)
  • 筋弛緩薬(塩酸エペリゾン)
  • 抗不安薬(ベンゾジアゼピン系薬剤、アルプラゾラム)

片頭痛の原因改善・対処方法

片頭痛の原因としてありがちなのが、「市販の鎮痛剤の飲みすぎ」です。片頭痛持ちの方は常備薬として鎮痛剤を携帯していることが多く、頭が痛み始めた途端に服薬しがちなのですが、鎮痛剤の成分の中には、習慣的に服薬し続けることで「薬剤誘発性の頭痛」を誘引するものもあります。

また、普段の食事において、「頭痛を誘発する成分が含まれている食べ物」に注意するのも大切です。以下の食べ物は代表となる一例なので、過度な摂り過ぎには注意しましょう。

  • チョコレート
  • チーズ
  • グルタミン酸(化学調味料として使用)
  • 赤ワインなどのアルコール
  • ハムやサラミの発色剤に使われる亜硝酸塩

群発性頭痛の原因改善・対処方法

群発性頭痛は生活習慣の乱れが原因となる場合が多いため、日頃から食事や睡眠の質を整え、禁酒禁煙などで予防することが重要です。

その他の治療法や薬物療法としては、以下が有効です。

  • 100%酸素吸入(純酸素を毎分5~10Lで15~30分間、酸素マスクにて吸入する)
  • 坑ヒスタミン薬(塩酸シプロヘプタジン)
  • 糖質副腎皮質ホルモン(プレドニゾロン)
  • 5-HT1B/1D受容体作動薬(コハク酸スマトリプタン)
  • リチウム製剤(炭酸リチウム)

注意が必要なこわい頭痛

くも膜下出血

くも膜下出血は、脳を覆っている内側の膜と中間の膜との間にあるくも膜下腔と呼ばれる隙間で生じる出血です。出血の原因は主に脳動脈瘤の破裂によるもので、出血が起こると血液が脳全体に急激に拡がり、吐き気を伴う激しい頭痛が突然起こり、場合によっては短時間意識を失うこともあります。また、くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤は、CTやMRIなどの精密検査でないと発覚が難しく、発症していたとしても気づかないケースがほとんどですので、突発的な違和感のある頭痛を感じた際は、脳外科のある病院で受診しましょう。

脳動脈解離

脳動脈解離とは、脳動脈の血管壁の中に何らかの理由によって出血が起こり、動脈壁が出血の圧力に耐えられずに裂けてしまう状態です。主に脳の後方側から首へ向かう椎骨動脈と呼ばれる血管に起こることが多く、片頭痛や頭部の神経痛に似た強い痛みが後頭部に生じます。
脳動脈解離を発症してもほとんどは数ヶ月で自然回復しますが、動脈瘤や脳梗塞などの虚血性の症状をきたす場合もあります。

脳腫瘍

脳腫瘍とは、神経膠腫や髄膜腫などの頭蓋骨の内部にできる腫瘍全般を指します。 脳腫瘍の原因は、高たんぱく・高脂肪食品の摂り過ぎ、ストレス、喫煙、遺伝子変異などとされています。
腫瘍が肥大化すると腫瘍の周りに 脳浮腫と呼ばれる脳のむくみが生じ、正常な脳の組織が圧迫されることで頭蓋内圧が上昇し、頭痛や吐き気を生じるようになります。また、脳腫瘍による頭痛は、発症の経過とともに徐々に強くなっていく傾向があり、とくに起床時の朝方に強く痛みますが、しばらくすると痛みが弱まることもあります。

その他の二次性頭痛の原因となる症状

髄膜炎
髄膜と呼ばれる脳を包む膜と脳の隙間を満たす脳脊髄液の中にウイルスや細菌が入り込み、繁殖して炎症を起こす病気のことです。頭痛以外に、発熱や嘔吐、意識障害、けいれんなどの症状も現れることがあります。

緑内障
緑内障は、主に眼圧が高くなり、視神経が傷むことで視野が狭まり、場合によっては失明に至る眼の病気です。とくに閉塞隅角緑内障と呼ばれる症状は急激に眼圧が上昇するため、頭痛や眼痛、吐き気などの症状を伴うことがあります。

低酸素血症
血液中内の酸素濃度が減少した状態を低酸素血症と呼び、登山など標高が高く酸素が薄い状況下で発症する高山病に似た症状です。低酸素血症により息切れ状態となり、体内の二酸化炭素を十分に体外に放出できないと血圧の上昇や頭痛を引き起こします。

まとめ

頭痛は様々な要因で発症するため、何が原因で頭痛を引き起こしているのかを早めに知る必要があります。とくに、治療を要する二次性頭痛であった場合は、重大な病気が潜んでいる可能性もありますので、頭痛の「特徴」や「違和感」に着目して原因の早期発見を目指しましょう。

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