【掲載日】2022/04/06

頭痛に効く漢方薬とは?効能や飲み方をご紹介

頭痛タイプ別の原因とは?

頭痛は一次性頭痛(慢性頭痛)と二次性頭痛(症候性頭痛)の2つに大きく分類できます。頭痛の大半は一次性頭痛に該当し、代表的なものとして「片頭痛」「緊張性頭痛」「群発頭痛」が挙げられます。

片頭痛

「片頭痛」は、頭の片側または両側にズキンズキンと脈打つような痛みを伴います。何らかの理由で脳内の血管が膨張し、圧迫されることで刺激を受けた神経から炎症物質が生成され、さらに血管を拡張することで痛みを感じます。発生頻度は月数回、痛む時間も数時間から2~3日と一定ではなく、頭痛の他に吐き気を伴ったり、光や音にも敏感になったりします。

緊張性頭痛

「緊張性頭痛」は一次性頭痛の中でも最も多い症状であり、首や肩の筋肉が凝り、血流の悪化により神経が刺激されて頭痛を引き起こします。同じ姿勢を長時間続けるデスクワーカーや、精神的または身体的ストレスを抱えやすい人が発症しやすいと言われています。

群発頭痛

「群発頭痛」は、片目の奥がえぐられるようだと表現されるほどの激痛が、毎日1~2時間、1~2カ月間続くこともあります。発症理由は明確になっていませんが、何らかの理由により目のすぐ後ろにある太い血管が拡張し、その周囲に炎症が生じて神経を刺激するためと考えられています。頭痛の他に痛む側の目から涙が出たり、充血したり、鼻水が出ることもあります。

二次性頭痛

二次性頭痛は、くも膜下出血、脳腫瘍、慢性硬膜下血腫など、脳の病気など明確な理由が原因で引き起こされる頭痛です。基本的には頭痛の原因となる病気を治療する必要があります。

片頭痛と診断される基準

片頭痛の診断は、国際頭痛学会の診断基準(国際頭痛分類第3版:ICHD-3,2018)を確認して行います。また、前兆のない片頭痛、あるいは前兆がある片頭痛とで診断基準が異なります。

Ⅰ 前兆のない片頭痛の診断基準

・以下に該当する頭痛発作が5回以上ある
・頭痛の持続時間は4~72時間(未治療もしくは治療が無効の場合)
・頭痛の性状が①~④の2項目を満たす
①片側性
②拍動性
③中等度~重度の頭痛
④日常的な動作(歩行や階段昇降など)により頭痛が増悪する、あるいは頭痛のために日常的な動作を避ける

・頭痛発作中に少なくとも以下の1項目を満たす
①悪心または嘔吐(あるいはその両方)
②光過敏および音過敏

・脳出血、脳腫瘍、髄膜炎などの頭や脳の病気による頭痛ではない

Ⅱ 前兆のある片頭痛の診断基準

・以下に該当する頭痛発作が2回以上ある
・少なくとも以下の 前兆が1つ以上ある
①きらきらした線や点が見える、または陰性徴候(視覚消失)を含む完全可逆性の視覚症状(閃輝暗点)
②手足や唇、舌のチクチク感および・または手足の感覚低下
③元に戻る失語性言語障害

・少なくとも以下の前兆が一つ以上ある
①同名性の視覚症状 または片側性の感覚症状(あるいはその両方)
②少なくとも1つの前兆は5分以上かけて徐々に進展するかおよび・または異なが引き続き5分以上かけて進展する
③それぞれの前兆の持続時間は5分以上60分以内

・脳出血、脳腫瘍、髄膜炎などの頭や脳の病気による頭痛ではない

頭痛の治療に効果がある漢方とは

日本神経学会・日本頭痛学会監修の「慢性頭痛の診療ガイドライン2013」では、頭痛に対して漢方薬を使用することは有効であると記載されています。

※参照 https://www.jhsnet.net/GUIDELINE/gl2013/gl2013_main.pdf

ここでは漢方で有名な「株式会社ツムラ」から製造されている、頭痛に効果的な主な漢方と、使い分けなどを説明します。

・呉茱萸湯(ごしゅゆとう)

吐き気や嘔吐を伴う片頭痛、緊張型頭痛(特に片頭痛)に有効

・桂枝人参湯(けいしにんじんとう)

胃下垂やみぞおち部分への痛みを伴う片頭痛と緊張型頭痛に有効

・釣藤散(ちょうとうさん)

めまいや高血圧を伴う片頭痛と緊張型頭痛(特に緊張型頭痛)に有効

・葛根湯(かっこんとう)

首や肩の凝りを伴う典型的な緊張型頭痛に有効

・五苓散(ごれいさん)

水分不足、天候や気圧変化、血液透析による頭痛に有効

まとめ

頭痛薬も効果的ですが、漢方では薬物乱用頭痛を予防しつつ治療効果も期待でき、便利で簡単に服用することができます。また、頭痛の症状ごとに選ぶべき漢方が異なりますので、自身の頭痛と向き合って、より効果的な予防法や対処法をあらかじめ知っておきましょう。

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