【掲載日】2016/07/29   【最終更新日】2022/02/03

高血圧になりやすい性格や特徴がある?

成田亜希子医師

監修者

内科医・公衆衛生医師

成田亜希子医師

高血圧になりやすい人の特徴は?

高血圧にはいくつかの危険因子があります。遺伝や、肥満、ストレス、喫煙、塩分の多い食事、過度な飲酒の習慣などがその危険因子ですが、多く当てはまる人ほど高血圧になる可能性は高くなります。
両親がそろって高血圧の場合、その子が高血圧になる確率は約50%。片親だけが高血圧の場合には、子が高血圧になる確率は30%前後という報告もあって、遺伝性があるのは確かです。
しかし、遺伝があっても、その他の危険因子をなくせば、高血圧を予防できる方もいます。またその逆に、親が高血圧でなくても、子が高血圧になることもあります。上述したような不摂生な生活をすれば、高血圧になりやすいということです。
自己管理をしっかりして、発症を防ぐこと!これがポイントになるのです!

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心臓病や高血圧になりやすい性格がある?

心臓病や高血圧になりやすい性格があるか、という調査が、1950年代の後半にアメリカで行われました。
一般的に、A型は「競争心が強く、攻撃的で、せっかちな性格」、B型は「仕事などのペースもゆっくりした、のんびりした性格」とされていますが、この2つを比較したところ、A型の人は狭心症と心筋梗塞の発症率と死亡率が、B型の2倍以上にもなるという結果がみられたのです。
一概に血液型だけで判断することは好ましくないですが、がんばりやで負けず嫌いな傾向の方は、一方で無理をしがちでストレスをためやすく、それが血圧の上昇や心拍数の増加、血流の乱れを招き、虚血性心疾患の発症につながりやすいのではないかと考えられています。
また、時間に余裕のない生活状況や、マイナス思考、常に不安感が抜けきらない環境下も発症のしやすさに大きく影響するのでは、考えられています。
下記に該当する方は、これらのリスクを抱えている場合がありますので、一度自己診断してみましょう。

  • イライラすることが多い
  • 約束の時間は守るほうだ
  • 他人からあれこれ指図(さしず)されることが嫌いだ
  • 人にまかせられず、つい自分でやってしまう
  • 負けることが嫌いだ
  • 自分の意見や意思をアピールする
  • ライバルだと思う人がいる
  • 会社の仕事を自宅まで持ち込む

知らず識らずのうちにストレスがたまり、心臓や血管に負担をかけていることが多いので、注意をするきっかけにしましょう。

そもそも高血圧の症状って?

測定値では高血圧症であってもほとんど自覚症状がないことが多く、目立った症状がないうちに発症し進行してしまうことも少なくありません。肩凝りや頭重感などが生じることもありますが、このような症状を自覚したからといって高血圧を疑う方は少ないでしょう。また、高血圧を放置していると、血管の壁に常に圧力がかかっている状態になるため血管が硬くなる動脈硬化が起こり、脳梗塞や脳出血、狭心症や心筋梗塞、腎不全などの重大な病気につながることもあります。
いずれも自覚症状がほとんどないため高血圧は「サイレントキラー」とも呼ばれ、普段から血圧を測ったり生活習慣を整えたりすることが大事です。

高血圧は健康へどんな悪影響がある?

高血圧は初期段階では主だった症状もなく、放置していると密かに症状が進行していきます。そのため、心血管へのダメージが蓄積され、さまざまな合併症を引き起こします。
高血圧によって動脈硬化が進んでしまうと血管の柔軟性が失われ、十分収縮してくれません。しかし、硬化した血管に血液を送り続けるため、負担がかかる心臓は肥大し、「高血圧性心肥大」の原因となります。さらに、心臓の病気では心不全、心室性不整脈、狭心症、心筋梗塞などの合併症も引き起こすことがあるのです。
また、高血圧の影響は腎臓に及ぶこともあります。血管に過度な圧力がかかり続けることで、老廃物のろ過に必要な腎臓の糸球体に影響を与え、腎硬化症や腎不全の原因にもなるのです。
その他、糖尿病や脂質異常症に高血圧が加わると、動脈硬化の進行速度が急激に早まり、脳卒中を起こす危険性も高まります。

まとめ

高血圧になりやすくなる危険因子(遺伝、肥満、耐糖能異常(糖尿病予備軍)、ストレス、喫煙、塩分の多い食事、飲酒の習慣など)が自身に該当するかを確認しましょう。
高血圧は症状が見えにくい、高血圧でも身体異常がないからといって放置してしまうと様々な合併症を引き起こす要因になりますが、血圧値を把握し、日々の生活習慣を整えるだけでも予防に繋がります。
自己管理をしっかりして、未然に病気を防ぎましょう。

監修者

成田亜希子医師

内科医・公衆衛生医師

成田亜希子医師

東京都出身、弘前大学医学部卒。青森県弘前市在住の医師。
国立医療科学院や結核研究所で研修を積み、保健所勤務経験から感染症、医療行政に詳しい。

学会役職等

日本内科学会/日本公衆衛生学会/日本感染症学会/日本結核病学会/日本健康教育学会

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