
【掲載日】2016/08/02 【最終更新日】2023/04/25
鬱病(うつ病)の原因
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監修者
循環器内科・内科・睡眠科医
木村眞樹子医師
うつ病の原因ははっきりわかっていませんが、意欲や感情をコントロールする脳の働きに不調をきたしている状態と考えられています。
仕事でのプレッシャー、将来への不安、近親者の死別などつらい経験のみならず、結婚や進学、就職など嬉しい出来事をきっかけにうつの状態になってしまうことも。
なんらかのストレスなどによって、セロトニンやノルアドレナリンなどの脳内の神経伝達物質の働きが悪くなり、それによってうつ病が起こると言われています。
“セロトニン”と“ノルアドレナリン”は脳の中で、意欲や活力などを重要な働きを担っています。
この働きが悪くなると憂うつ感などを引き起こし、うつ病の症状としてあらわれるようになります。そのため、ストレスと取り除くことや、投薬による治療で脳内神経伝達物質のバランスの乱れを修正することで、うつ病の改善をはかっていくのです。
監修者

循環器内科・内科・睡眠科医
木村眞樹子医師
東京女子医科大学医学部を卒業後、循環器内科、内科、睡眠科として臨床に従事している。
妊娠、出産を経て、また産業医としても働くなかで予防医学への関心が高まった。医療機関で患者の病気と向き合うだけでなく、医療に関わる様々な人たちに情報を伝えることの重要性を感じ、webメディアで発信も行っている。
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