【掲載日】2022/04/12

頭痛薬を選ぶ際の基準とは?注意点からよくある質問まで解説

頭痛薬を選ぶ際の基準とは?

頭痛を抑えるために市販の頭痛薬を使用するのも一つの手段ですが、頭痛の種類により選ぶ基準が異なるほか、頭痛薬の鎮痛成分にもいくつかの種類がありますので、頭痛薬の用途を理解しておくことが重要です。

◆症状から頭痛薬を選ぶ

頭痛は症状によりいくつかの種類に分類することができます。それぞれの症状や特徴を理解し、正しい対処法を身に付けましょう。

①緊張型頭痛
頭痛の多くはこれに該当し、後頭部や頭全体が圧迫されるような痛みや、肩や首のこりを伴う症状が特徴で、同じ体勢を長時間続ける事による血行不良や、精神的なストレスなどが原因と考えられています。また、緊張型頭痛はプロスタグランジンと呼ばれる生理活性物質が痛みや炎症を引き起こすとされています。
そのため、プロスタグランジンの生成や痛みなどの症状を抑える作用を持つ、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が含まれる頭痛薬(イブプロフェンやアスピリン)、抗炎症作用がほとんどなく、中枢性の作用で痛み・熱を抑えるアセトアミノフェンなどの頭痛薬が効果を発揮します。

②片頭痛
緊張型頭痛の次に多く見られる頭痛で、特に20〜40代の女性に見られます。頭の片側または両側がズキズキと脈打つように痛み、頭蓋骨内の血管が何らかの理由で急激に拡張し、神経が刺激され炎症を起こすことが原因と考えられています。また、片頭痛の場合は市販薬では大きな効果が期待できず、医療機関に受診したうえで「トリプタン系」の頭痛薬を処方してもらいましょう。

③群発頭痛、二次性頭痛
群発頭痛は20~30歳代の男性に多く見られ、特定の期間や時間帯など周期的に片方の目の奥が激しく痛み、1~2時間続いた後に自然と治ります。
二次性頭痛は、くも膜下出血、脳腫瘍などの病気や脳の異常などが原因となり発症する頭痛です。どちらの頭痛も市販の薬では大きな効果は期待できないため、医療機関での適切な治療が必要となります。

◆成分から頭痛薬を選ぶ

頭痛薬の鎮痛成分にもいくつか種類がありますので、自身の体に合ったものを選びましょう。

①ロキソプロフェン
頭痛薬としてよく挙げられる「ロキソニン」に含まれている主成分です。頭痛の原因となるプロスタグランジンの産生を抑えるほか、解熱、消炎、鎮痛作用をもち、即効性が高く他の頭痛薬と比較して胃への負担が少ないとされています。OTC(市販)医薬品の分類では「第一類医薬品」とされているため、薬剤師がいる店舗でのみ購入することができます。

②イブプロフェン
炎症・痛み・熱などを抑える代表的な鎮痛成分で、さまざまな鎮痛薬に配合されています。効果が浸透するまでに比較的時間がかかりますが効果の持続性が高く、ロキソプロフェンよりも効果持続時間が少し長く、「第二類医薬品」のため薬剤師が在籍していない店舗で安価で購入可能です。

③アセトアミノフェン
上記のロキソプロフェンやイブプロフェンとは異なり、皮膚の血管を広げて熱を放散させる作用や、脳の痛みの感受性を低下させる作用がありますが、対症療法薬として扱われるため、頭痛そのものの原因を治すことを目的としていません。即効性が高く、胃への負担もほとんどないため、15歳以下の小児への使用や、長期的に服薬することに適した安全性の高い成分です。

◆強さから頭痛薬を選ぶ

頭痛薬ごとの効能の程度や効き目の速さなどの違いは、市販の鎮痛成分のデータ上ではいずれも同程度と言われています。ですが、使用する個人の体質によって薬との相性が異なります。
胃が荒れやすい、眠気が強くなる、小児向け用に強さを抑えたものなど様々ありますので、ご自身に合った鎮痛薬を選択しましょう。

頭痛薬に関する注意点とは?

◆規定量を守る

全ての薬において、用量および用法を守って正しく使うことが大事です。
頭痛を早く治したいと頭痛薬を大量に服用したとしても、規定量以上の効果をもたらすことはほぼありません。また、頻繁に頭痛があるからと言って頭痛薬を連用したり、頭痛がしなくても予防的に頭痛薬を服薬したりすることも好ましくありません。
頭痛薬を規定量以上に過剰摂取してしまうと、頭痛薬に含まれる非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)の作用により、胃腸にダメージを与えてしまい胃潰瘍などの消化性潰瘍を発症する原因となるほか、ときには内蔵から出血したりする場合もあります。

◆頭痛薬を乱用しない

また、頻繁に頭痛薬を連用することで逆に頭痛を慢性化させてしまい、薬物乱用頭痛(薬剤の使用過多による頭痛)となる場合もあります。断続的な服薬により効能が持続する時間も短くなり、脳が過敏となって毎日のように頭痛を感じてしまう状態となっていまいます。この頭痛の診断基準は、「市販の鎮痛薬を1カ月に15日以上(薬にカフェインが含まれている場合は10日以上)飲んでいるかどうか」となっており、該当する場合は薬物乱用頭痛の疑いがあります。

頭痛薬の適切な服用の仕方とは?

◆早めの服薬

頭痛を感じたら早めに頭痛薬を服用することで、頭痛の原因となるプロスタグランジンの生成を抑え、痛みを効果的に和らげることにつながります。

◆我慢は厳禁

多少の頭痛ならすぐ治まるだろうと痛みを我慢している間に、プロスタグランジンがどんどんと生成されてしまい、痛みに耐えられなくなってから頭痛薬を摂取したとしても効果があらわれにくくなってしまいます。また頭痛がひどい場合には脳も敏感な状態となってしまうため、少しの刺激でもとても痛く感じてしまうことがあります。

◆躊躇せずに薬に頼る

頭痛程度で服薬したくない、薬に依存したくないという考えは間違っています。頭痛薬を服薬することで体調が悪くなってしまうといった場合を除いて、用法・用量や、使用上の注意を正しく守ることで体への負担を過度に与えることはありません。

頭痛薬に関するよくある質問

◆妊婦、授乳中の人は片頭痛薬が飲めない?

頭痛薬のうちトリプタン系薬剤に関しては、妊婦または授乳中の女性へトリプタンを投与した際の安全性は確立していないと要項に記載されています。現在のところ、投与による妊婦又は胎児への重篤な障害事例は報告されていませんが、トリプタン系薬剤は妊婦の方は避け、アセトアミノフェンを選択しましょう。

◆生理前に頭痛薬を飲んでも平気?

生理前に頭痛薬を飲んでも問題はありません。なお、市販の頭痛薬と生理痛の薬は同じ種類の成分のため、頭痛薬と生理痛の薬を同時に飲まないように注意しましょう。

◆頭痛薬が効かない場合はどうする?

頭痛には様々な原因や種類があるため、頭痛薬を飲むことですべての頭痛が解消するとは限りません。服薬しても効果が見られない、体調が悪くなる、頭痛が悪化するなどの異変が生じた際には、早めに医師に相談しましょう。

◆天気や気圧と頭痛は関係がある?

日光などの光によって脳が刺激され、頭痛の誘因となる場合もあります。また、急に天気が悪くなったり、飛行機に乗ると頭が痛くなったりするのは急激な気圧の変化によるもので、低気圧になると普段よりも身体に気圧がかかっていない状態となり、頭の血管が一時的に変調をきたし膨張することで神経に作用して痛みが生じるためです。

まとめ

頭痛は誰にでも起こり、いつ起こるか予測もし難い症状です。そのため、常備薬として頭痛薬を携帯している方も多いかもしれませんが、正しい服用の仕方を怠るとかえって頭痛が悪化する恐れもあります。自身の体質とあった薬剤で、用量用法を守り、正しく服用するように注意しましょう。

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