治験ボランティアとバイト/アルバイトの違いについて
バイト/アルバイトの違いとは・・・
治験とは☆、新しい「くすり」や「健康食品」が
なぜバイト/アルバイトとは言わないのか?
1.治験ボランティア募集について
治験(臨床試験)は、薬の開発において非常に重要なものであり必ず実施しなければなりません。
治験を正式に受託している機関は、治験の参加者募集を行う際に金銭誘導などで参加者を募集することは好ましくないと定められているため、正式に製薬会社などからボランティア募集を受託している団体等では、どこを見ても、治験バイト、治験アルバイト、新薬アルバイト、高収入アルバイト、高額アルバイト、新薬モニターなどという名目では募集など行っていないのが現状です。

2.報酬ではなく負担軽減費になります
治験に参加するとボランティアは交通費がかかったり、会社を休んだりする必要があることから、ボランティアの経済的負担を減らすための制度で、謝礼や経済的メリットを目的とはしていません。 以前は、「治験協力費」とも呼びましたが、最近の医療機関では「負担軽減費」の方が好まれて使われています。
上記説明したようにあくまでもボランティアの不利益面を救済する為のものなので、治験バイト、治験アルバイト、新薬アルバイト、高収入アルバイト、高額アルバイト、新薬モニターなどと言って参加者募集を実施しているところは、この負担軽減費を報酬と偽りアルバイト代などの名称で参加者募集を行っているのが現状です。

この負担軽減費の金額の設定やお支払方法は治験実施医療機関にあたる病院がそれぞれ設定しています。
実際は製薬メーカーが依頼していますが、治験の実施者は医療機関となるためです。
従って、病院によっても異なりますが、1来院(Visitあたり)につき約7,000円から約10,000円程が目安となります。
支払方法も病院によって異なりますが、来院毎に手渡しにてお支払いする場合や数来院分をまとめて銀行振込にてお支払いする場合があります。
しかし、初診料や診察料は、その場でお支払いをお願いすることになります。 初診料などをお支払いして頂くのは、通常、病院に診察に行った場合と同じで「患者様」という扱いとなりからです。そのため、初診料や再診療と負担軽減費を相殺した金額が実質受け取れる金額となります。
但し、健康な方を対象にする治験では保険診療ではないためそういった負担は発生いたしません。
