【掲載日】2021/05/25   【最終更新日】2021/06/04

熱中症の症状とは?原因や治療・予防法を徹底解説

熱中症の症状とは?

熱中症は、高温多湿な環境下において、身体がうまく適応できないことで生じるさまざまな症状の総称です。暑さによって体温調節機能が乱れたり、体内の水分量・塩分量のバランスが崩れたりすることが原因と言われています。
熱中症の主な症状は以下の通りとなります。

  • めまいや顔のほてり
  • 筋肉痛や筋肉のけいれん
  • 体のだるさや吐き気
  • 汗のかきかたがおかしい
  • 体温が高い、皮ふの異常
  • 呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない
  • 水分補給ができない

熱中症の症状と重症度

◆軽度な熱中症

  • めまい・失神
    →「立ちくらみ」という状態で、脳への血流が瞬間的に不充分になったことを示します(=熱失神)
  • 筋肉痛・筋肉の硬直
    →筋肉の「こむら返り」のことで、その部分の痛みを伴います。発汗に伴う塩分(ナトリウムなど)の欠乏により生じます(=熱けいれん)
  • 大量の発汗

◆中度な熱中症

  • 頭痛・気分の不快・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感
    →身体がぐったりする、力が入らないなど(=熱疲労、熱疲弊)

◆重度な熱中症

  • 意識障害・けいれん・手足の運動障害
    →呼びかけや刺激への異常反応、身体のひきつけ、真直ぐ走れない・歩けないなど
  • 高体温
    →身体に触れると熱い状態(=熱射病)

最初は体温が上がらないこともある

熱中症になっても、軽症のうちは体温が高くならないこともあります。ただし、最初は軽症でも、放置することで重症化することもあります。異常を感じることがあったら体温を測定し、通常より1度以上高い場合は涼しいところで安静にし、熱が下がるまで注意深く様子をみましょう。

熱中症の3大要因

熱中症が起こる原因は、外気温が高いことで身体にたまった熱を体外に逃がすことができなくなり、体温が体内に蓄積することによって起こります。そして、熱中症が起こる原因には環境、身体、行動の3つが関係しているとされています。

環境

外気の温度や湿度が高くなったりすると身体から熱が逃げていかなくなります。そのため炎天下の屋外、体育館、工事現場、気密性の高い建物や、窓を閉め切った日差しの強い部屋においては熱中症になる可能性が高くなります。

身体

身体的な特徴として、汗をかきにくい高齢者、体温がもともと高く体にたまりやすい乳幼児は熱中症にかかるリスクが高いです。
特に乳幼児は身長が低かったりベビーカーに乗っていたりと地面に近いため輻射熱といい、地面から放射された熱が伝わってしまい熱中症となるリスクが高まります。
また、低栄養や下痢、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかっているという方、多量の飲酒をする方や二日酔いの方は、発熱しやすかったり水分不足に陥るなどの軽い脱水状態となっています。他にも糖尿病や精神疾患といった生活習慣病を抱えている方も熱中症にかかりやすいため注意が必要です。

行動

長時間の屋外での作業など体温を上昇させる行動、水分補給ができないという状況下での激しい運動などです。
熱中症を予防するためには上記要因を回避することが熱中症対策にもつながると言えます。

熱中症の治療法とは?

軽度の場合は、重症化を防ぐためにまずは体を冷やして熱を下げ、水分と塩分を補給するといった手段を取ります。体温を下げるための冷却措置としては、直射日光を避けて、クーラーや扇風機などがある涼しい場所へと移動し、体内にこもった熱を下げるために、首や脇の下、足のつけ根に水をかけたり氷を当てたりして冷やすほか、衣服を軽装にさせるなどが有効です。
水分補給を行う際は、塩分を含まない水分だけでは低ナトリウム血症を起こす可能性があるため、塩分を含む経口補水液やスポーツ飲料が望ましいです。
重度の場合は速やかに救急車を呼び、到着までの間に冷却処置や水分補給を行い、点滴で必要な成分を補います。

熱中症の予防策とは?

高温多湿の条件下をなるべく回避し、水分はこまめに摂取することを心がけましょう。
また、炎天下では体に熱がこもらないように通気性の良い素材の服を着用しましょう。
万が一、体の不調を感じた場合は速やかに涼しい場所へ移動し、水分を補給して安静にしましょう。

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