HbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)|検査結果の読み方
HbA1cは赤血球の中で体内に酸素を運ぶ役割を担うヘモグロビンと、血液中のブドウ糖が結合したものです。血糖値が高いほどグリコヘモグロビンが形成されてやすくなり、糖尿病の患者さんでは血液中に顕著な増加がみられるのが特徴です。
HbA1c基準値について
日本糖尿病学会では、2012年4月1日よりHbA1cの表記を日常の診療において国際標準値(NGSP値)を使用することになりました。これまで使用していた数値(JDS値)よりおよそ0.4%高くなります。
■糖尿病の指標値指標 | 優 | 良 | 可 | 不可 | |
---|---|---|---|---|---|
不十分 | 不良 | ||||
HbA1c(NGSP)% | 6.2未満 | 6.2~6.8 | 6.9~7.3 | 7.4~8.3 | 8.4以上 |
HbA1c(JDS)% | 5.8未満 | 5.8~6.4 | 6.5~6.9 | 7.0~7.9 | 8.0以上 |
空腹時血糖値mg/dl | 80~110未満 | 110~130未満 | 130~160未満 | 160以上 | |
食後2時間血糖値mg/dl | 80~140未満 | 140~180未満 | 180~220未満 | 220以上 |
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関連項目
疾患
検査データ
著者/監修者情報
医学ボランティア会JCVN 事務局長
清水 陽介
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