クレアチニン(Cr)|検査結果の読み方
クレアチニンは、筋肉にあるクレアチンという物質からできているもので、尿と一緒に排泄されます。基準値を超えた場合は慢性腎炎や腎不全の疑いが起こります。基準値を上回る場合は、早急に受診する必要性がありますので注意が必要です。
クレアチニン(Cr)値について
血液検査の血清クレアチニン値は腎臓の機能を簡単に表する指標です。クレアチニンの正常値は男性で約0.6 ~1.2mg /dl、女性では約0.4 ~0.9mg/dlとなります。
クレアチニン(Cr)の指標値 | |
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0.6~1.2mg/dl(男性) 0.4~0.9mg/dl(女性) |
正常値 |
0.6mg/dl以下(男性) 0.4mg/dl以下(女性) |
妊娠、糖尿病の初期、長期臥床(がしょう)で多くみられる数値です。 尿崩症、筋ジストロフィー、多発性筋炎、筋萎 縮性側索硬化症の可能性もあります。 |
1.2~2.0mg/dl(男性) 0.9~2.0mg/dl(女性) |
脱水、心不全、ショック、糸球体腎炎、間質性 腎炎、尿管結石、前立腺肥大症、先端巨大症 でみられる数値です。 |
2mg/dl以上 (中等度から高度) |
腎不全で多くみられる数値 |
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関連項目
疾患
著者/監修者情報
医学ボランティア会JCVN 事務局長
清水 陽介
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