今日8月7日は「レッドノーズデー」です。パッチアダムスという有名な映画では、主人公であるアダムスが「医師の目的は単に患者の死を遅らせるのではなく、患者の生活の質を高めることにある。」と語り、赤い鼻をつけて病気のこどもを笑わせるシーンがあります。日本クリニクラウン協会によると、日本でのレッドノーズデーは、この映画にちなんで劇中に登場する赤い鼻をシンボルとし、入院中のこどもたちに笑顔を届けるというチャリティイベントで、正午から1分間、身近な人と笑顔を贈り合おうという日です。
「クリニクラウン」とは、病院(クリニック)を訪問する道化師(クラウン)のことで、入院生活を送るこどもの病室を定期的に訪問し、遊びや関わり(コミュニケーション)を通して、こどもたちの成長をサポートする活動で、今日のチャリティイベントはこのクリニクラウンの活動を支援するものでもあります。
おうちに行くと、スタッフさんたちがこのレッドノーズデーに関連するイベントの準備に追われていました。利用者さんがいない時間はイベントグッズの作成や領収証の送付状作成、経理入力作業、空調フィルターの清掃等、多岐にわたる作業を着々とされているので私はその妨げにならないようにお手伝いをしました。
スタッフさん同士の業務中のやり取りは常に真剣で、私は日頃から職員の方々に対し看護師としての職業的倫理観の高さに敬服しているのですが、こども達がおうちに入ってきた瞬間にその雰囲気は一変します。優しさとユーモアに満ち溢れたこどもたちとのやり取りは、看護師という垣根を超えて、全力でこどもたちに向き合うホスピタリティ精神と全てを受け入れてくれる安心感そのもので、その人間力には憧れさえ抱くものでした。
このレッドノーズデーのイベントを通じて、うみとそらのおうちを利用する長期療養のお子さんやそのご家族、そして関わる医療従事者の方々にとっても、赤い鼻をきっかけに笑いの溢れる一日になりますように。そして、今日の笑いがイベントだけのものにとどまらず、次の日も、そのまた次の日も笑顔を呼び起こしてくれる思い出になりますようにと願ってやみません。
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