庭の草むしりのお手伝いに勤しんでいると、一緒に作業してくださった看護師の方から貴重なお話を伺いました。
ロシアや北海道に住んでいた経験があるこの方は、ヒグマと遭遇した時の対処方法や無人島でのサバイバル術、現地の食材の食べ方等を私に教えてくれました。自然ののどかさや雄大さ、自然の中で暮らすことの心地よさがお話される内容から鮮明に伝わり、私はクローバーの山を築きながら、幻想的なオーロラやカヤックの上から眺める美しい河川の光景を頭の中で思い描き、人生で一度は体験してみたいと思いを馳せました。
草むしりが一段落すると、「この後は子ども達と釣りに行きます。外へ行くのを何よりも楽しみにしてくれているので」とのことで、利用者の方にはなるべく自然との触れ合いを経験してもらい、そこから得られる様々な感覚や体験を大事にしてもらいたいという思いを、自身の経験を顧みながらお話されていました。
草むしりを終え、花壇と野菜のプランターに水やりをしたのですが、5月に植えたばかりの胡瓜・紫蘇・ピーマン・トマトなどの野菜が、早くも小さな実をつけ始めていたことに気づき、思わず驚きました。うみとそらのおうちに来る利用者さんの中には、実際に生っている野菜や生きた魚を見たことすらないお子さんもいるかもしれません。照りつける陽光、時には激しく打ち付ける豪雨、そして平潟湾からの南風、自然の恵みをたくさん受けて耕された土壌によって力強く育った野菜はまもなく食べ頃を迎えようとしています。子どもたちが自分の手で収穫し、その食材を保護者の方と一緒に料理をして食べる、という体験を楽しんでもらうことで、長じて子ども達の生きる糧ともなるでしょう。もうすぐ収穫を迎える野菜たちを見守りながら、野菜の成長とその先にある子どもたちの笑顔への願いを込めて水やりを続けました。
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