2月15日(土)は「国際小児がんデー(がんと向き合う子どもたちを知り、関心をもってもらうための啓発活動の日)」です。それに先駆けて、9日(日)に、横浜新都市プラザにて小児がん啓発イベントが開催されました。
うみとそらのおうちでは、この日の午後から利用者さんご家族が泊まりに来ることもあって、職員の方々も忙しそうに動き回っていました。私も各フロアの清掃をお手伝いしました。
1階には7段飾りの立派な雛人形、途中の階段には一針ずつ丁寧に縫われた吊るし雛が、利用者さんの健やかな成長を願って飾られていました。
清掃が終わると、職員さんからの紹介で横浜新都市プラザで行われているイベントを見学しました。横浜こどもホスピスプロジェクトの他にも、神奈川県立こども医療センター、公益財団法人がんの子どもを守る会、NPO法人スマイルオブキッズ(リラの家)、神奈川県赤十字血液センターなど、複数の団体が小児がんに関するパネルを展示していました。
大勢の方が耳を傾けていたブラスバンド演奏は、神奈川県立こども医療センターの職員の方と小児がんなどの疾患克服者で結成されたバンドだそうです。楽しい音楽が演奏されている中、バルーンアートやフットサル体験を楽しむ人や、展示を見ながら小児がんについて関心をもってくれる人たちなど、多くの人で賑わっていました。
横浜こどもホスピスの理事長や職員さんと談笑していると、一人の子どもが普段見慣れない私に興味津々でこちらに話しかけてくれました。今日のイベントについて楽しく会話を弾ませていると、その子は明るく笑いながら「私、小児がんだったんだ」と言いました。
一見健康そうに見えるその子は、白血病を患い、頑張って治した施設の利用者さんだということを職員さんから伺いました。
治療後も晩期合併症で疲れやすかったり運動が苦手だったりと問題を抱えながらも、前向きに学校生活や趣味のスポーツ観戦を楽しんでいる様子でした。その子を知る、隣にいたホスピスの代表理事によると、「病気が治った後もおうちで遊べるのでたまに来ている」とのことでした。
病気の子、病気が治った子、子どもたちのご家族、地域の方々。その他色々な立場の人たちが、こういったイベントを通じて交流し、小児がんへの関心や理解を生むことに繋がっていくのだと思います。地域の支援の輪が更に広がっていくことを願っています。
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