

昨年うみとそらのおうちで受講させていただいたAED研修から早くも1年が経過しました。今年もまた研修に参加させていただきましたので、その様子をお伝えします。
初めの座学では、AEDを使用した救命の流れや緊急時の対応について改めて学び、「もしその場に居合わせたら、自分はどう行動するだろう」と改めて考えながら、集中して講義を受けました。
その後、3人1組になりAEDの処置後、要救護者が意識を取り戻すまでを想定した実技練習を行います。AEDを探す人、119番に通報する人、胸骨圧迫を行う人、それぞれの役割を分担しながら声を掛け合って迅速に対応をするのですが、看護師のスタッフの方が近くで見守り、必要な場面では丁寧に助言してくださったおかげで、安心して練習に取り組むことが出来ました。
昨年は、乳幼児への胸骨圧迫について、「対象者の脇あたりに両膝をついて座り、中指と薬指の2本を当てて胸の厚みの約3分の1程度の圧迫を行う」と教わっていたのですが、今年の研修では、より圧迫しやすい「両親指で同時に胸骨を圧迫する」方法が紹介されていました。一度教わった内容でも、多くの経験や事例をもとに救命手順やガイドラインが更新されることもあるので、定期的に学び直し、最新の知識を確認し続けることの大切さを改めて実感しました。
実技練習の後には、AEDの取り扱いについて疑問に思っていたことをスタッフの方へ伺いました。教えていただいた内容は、いざという時の不安を和らげてくれる学びばかりで、使用時の不安感や恐怖心が少し薄れたように思います。その中でも、特に印象に残った内容をご紹介します。
研修後に改めて調べたところ、2026年に総務省消防庁が公表したデータによると、2024年の救急車の現場到着時間は全国平均で約9.8分だったそうです。一方で、心肺停止になった人間は6分経過すると生存確率が下がるため、一刻も早く胸骨圧迫を始めることが救命に繋がるとされています。そのため、救急車が到着するまで胸骨圧迫を交代しながら継続することがとても重要になります。
実際に練習をしてみると、とても「10分」とは思えない時間の長さを体感することになります。適格に胸骨圧迫を続けるだけでも相当な体力を消耗し、途中で他の人と交代する瞬間でも圧迫のリズムを途切れさせないように引き継ぐ難しさもありました。
見ているだけでは分からなかった緊張感や責任の重さを体験できたことは、私にとって非常に有意義な時間でもありました。こうした知識や技術を実際に使うような緊急の事態は、訪れない方がもちろん良いのですが、万が一起こった際には冷静に適切な応急処置ができるよう、今後も研鑽を重ねていきたいと思います。

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