今年も秋のうみそら祭りが2日間に亘って開催されました。
1日目は利用者さんとご家族がゆっくりお祭りを楽しめるように、お祭り会場となるこのおうちは落ち着いた雰囲気となることを大事にして準備されていました。2日目は近隣の方へ一般開放され、ヨーヨー釣りやバスケットボール・パターゴルフ・氷の遊び場などを楽しみに、大勢の子どもたちとその保護者の方たちが遊びに来てくれました。
この日、私は手作りワークショップ内のオリジナル絵葉書作りをお手伝いしました。
子どもたちは水風船がデザインされた色とりどりのスタンプを自由に押し、好きな色のクレヨンを選んでのびのびとしたタッチで絵を描いていました。可愛らしい、十人十色の絵葉書が続々と出来上がっていきます。
その中で、遊びに来ていた近所の子どもたちが「車椅子を描いてみたよ」と描いた絵を見せてくれました。「みんな笑顔なのがいい」、「うみとそらのおうちが好き」と口々に伝えに来てくれたのです。近所の子どもたちが、おうちの存在を自然に受け入れ、親しみを持った上で共生の理念が涵養されていることに私は驚きました。それと同時に、大人が思う以上に子どもは色々吸収しているものだと感動すら覚えました。
このことは私に、「この子たちが大人になった時には、このおうちを取り巻く環境は今よりも確実によくなっているはず」ということを確信させてくれました。そしてこの子たちのそのまた子どもたちの世代にもこの感覚が”当たり前のこと”として受け継がれ、地域から愛されるシンボルになっていたら良いなと思いました。
子どもが命を脅かす病気に罹った時、家族だけでケアを担うのは困難で、学校や地域社会との連携は不可欠です。遊びに来てくれた子どもたちのように、自分も同じひとりの人間として、病気の子どもたちと同じ地域で一緒に暮らしているという環境を当たり前のこととして共生していく、それを自分の身近な人にも伝えていけたらいいなと思いました。
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