うみとそらのおうちでは、利用者さんやそのご家族、職員の方など、万一近くで誰かが倒れてしまった際に速やかに処置できるよう、AED装置が常設されています。今回は、1年に1度安全対策の一環として行われるAED研修に参加してきました。
ALSOKの方から処置の際の一連の流れとAEDの使用方法について以下のポイントをご指導いただきました。
・横向きで両肩を叩きながら声掛けをすること
・電気ショック後もAEDのアナウンスを確認しつつ胸骨圧迫は継続すること
・小児用のAEDが無い場合には大人用のAEDが使用できること
・外傷者やペースメーカー装着者にも貼付位置を工夫することで使用できること
・人工呼吸(呼気吹き込み)はしなくてもよいこと
初めて知る内容ばかりでしたが、実践的かつ有用な知識を数多く得ることができ、大変貴重な学びの場となりました。
ひと通りレクチャーを受けた後に人形を使った胸骨圧迫訓練を実施しましたが、正確に心臓のある位置を押すことは非常に難しく、10分以上この動作を継続するのは想像以上に体力を消耗しました。また、胸骨圧迫の途中で素早く他の方と交代する練習もスムーズにできず、実際の場面で訓練の内容をはたして再現することができるのか、といった自身の無力さを痛感しました。
この研修を通じて、最初は「自分がAEDを使って処置を行うということへのためらいが少し和らぐのではないか」と思っていました。けれど実際は人形を相手にしただけでも緊張してしまったので、いざ生身の人間に躊躇なく使えるのかと考えると、正直なところまだ自信が持てずにいました。しかし、それでももし本当に目の前で誰かが倒れていて、自分しか助けられる人がいなかったらと考えたら、一刻を争う事態に躊躇している余裕はないはずです。その時こそ、今回勉強させて頂いたことが間違いなく役に立つのだろうと思います。こうした機会を頂けたことは本当にありがたいことで、経験して良かったと思いました。
訓練時のスタッフさんの連携や役割分担、処置に至るまでの対応がとても迅速かつ的確で、見ていて圧倒されたと同時に安心感がひときわ高まりました。今日学んだことを振り返り、万が一の事態に自分が遭遇した時、命を繋ぐ一助が自分にもできるように備えておきたいと思います。
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